研究メモ

昨日障害者解放運動の経験者に会えた。でさっそく聞いてみた。『アメリカの自立生活運動ってどう思っていたのか』と。答えは次のようなものだった。

①基本的には介護にお金を払うということに違和感があった。そもそ も市場化に対する違和感があった。
②にもかかわらず、客観的には普及する要因があったと思う。というのは、都市部の障害者は交渉して力で介護料を得たがそれだけでは限られた障害者しか自立できなかったと思うから。

・・・・・・・・とのこと

今日は、車いす民集会に関係した人の話を聞けた。
①解放運動とJILの運動は直接にはつながらず、ゆえに車いす民集会を無視してはそこの接続はわからない。
車いす民集会は解放運動からはブルジョアと揶揄されることもあった。また車いすに限定する気かという批判もあった。

・・・・・・・・・・・・・・・とのこと

これに関連して今日は、生活圏拡大運動について書いた。某大学の修士論文を読む(60ページ)

車いす民集会の報告集はわずかしかもっていなくて、困っていた が、筆者は全部もっているようで、しかも資料をつけている。この 価値は高い。

②筆者は車いす民集会の特徴として、街づくりの問題を非障害者に も普遍化して訴えるという点を挙げる。

③筆者によれば、車いす民集会の主張は生活の防衛→自立生活の準備→アテンダントなどのシステム構築となる。

④メインストリーム・JCIL・AJU自立の家などはこの潮流からできていることをもっと強調すべきだと私は思う。

その他、しののめも少しすすむ。